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MISA SHIN GALLERY
MISA SHIN GALLERY Ai Weiwei 「Cube Light
1-2-7 Shirokane, Minato-ku, Tokyo 108-0072 JAPAN


志水 児王 SHIMIZU Jio Elements 個展
音・光・振動といった物理世界を構成する微細な要素(elements)の特性を拡大し、それらが引き起こす物理現象を視覚的に再現するアーティストです。
2012/3/16(金)〜4/28(土) 展覧会は終了しました。
開廊時間: 火―土 12:00-19:00 ( 日、月、祝休 )

このたびの個展では、究極的に平行に直進するように整形されたレーザー光線を、表面が滑らかであるはずのガラス素材を通過・干渉させることで、精密なガラス素材が持つ微細な歪みによって光を拡張させ、壁面に美しいモワレ状の波形を描き出すインスタレーション作品の発表です。
また、ガラス素材を通過したレーザー光線のダイレクトプリント写真が提示されています。

概念としてのみ存在する 「直線」 への思考、個体としてのガラス素材の極微化によって生じる、原子・電子などのイメージなど、エネルギーの収縮と拡散をモデル化したインスタレーション作品は、観る者に科学と美、倫理についての思考をうながすことでしょう。

画像をクリックすると大きな画像でご覧いただけます。

「Transparent elements (positive) 2012」志水児王
「Transparent elements (positive) 2012」志水児王
「Elements パフォーマンス」志水児王
「Transparent elements (positive) 2012」
レーザー光線・ガラス素材
志水 児王
「Transparent elements (positive) 2012」
レーザー光線・ガラス素材
志水 児王
「Elments パフォーマンス」
レーザー光線・ガラス素材
志水 児王

美術家 志水 児王 SHIMIZU Jio
・1966年、東京生まれ、東京藝術大学美術研究科大学院修了、現在は埼玉県を拠点に活動する。 ・1994年、角田俊也らとWrK(ダブリュー・アール・ケー)結成。  ・2008年に文化庁在外研修員としてコペンハーゲンに移住。 ・その後2010年末まで同地を拠点に活動。
・主な展覧会に、 「六本木クロッシング」 森美術館(東京 2004)、  「釜山ビエンナーレ 2008」釜山市立美術館 (釜山 2008)、 「日本のサウンドアート」 ロスキル現代美術館 (コペンハーゲン 2011) 他。

物理現象、自然界の原理(elements)、それらは時に美しく我々を陶酔させる。 その一方、人間が科学から抽出し利用した理論・技術は ―例えば原子力がそうであるように― 時折、猛烈な暴力となって私たちを襲う。 昨年の3月11日以降、放射能の恐怖に怯える私たち日本人は、科学の残酷さを否応なしに突きつけられた状態にある。

しかし科学や科学者に罪を問うことはできるのか。 科学は、倫理観から解き放たれた、我々が存在する物理世界の要素(elements)を抽出し、自然界の法則を数値化・公理化させてきただけではないだろうか。…
< あずまやたかし/インディペンデント・キュレーター>

インディペンデント・キュレーター 東谷 隆司 AZUMAYA Takashi
・1968年、三重県四日市市生まれ、東京藝術大学大学院修士課程修了。
・世田谷美術館学芸員、東京オペラアートシティギャラリー、横浜トリエンナーレ2001スタッフ、森美術館キュレーターを経てフリー。 
・主な展覧会企画に、 「時代の体温 ART/DOMESTIC」 世田谷美術館 (東京 1999年)、 「GUNDAM来たるべき未来のために」 サントリーミュージアム天保山 (大阪、他 2005-07年) 他。
・ 釜山ビエンナーレ2010では、芸術監督を務める。


MISA SHIN GALLERY
〒108-0072東京都港区白金 1-2-7 
Tel. 03-6450-2334 Fex. 03-6450-2335
www.misashin.com info@misashin.com

参考資料:プレスリリース 2012/3
写真撮影は主催者の許可を受けて掲載しています。


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